はじめに
薬剤師になってからの専門や認定などの資格はいくつかあります。
今回はR4年度より改訂になった、小児薬物療法認定薬剤師に説明します。
というのもう薬剤師になってからの資格ってなぜか資格のとり方がめっちゃわかりずらいんですよ。
今回みたいに改訂もあるし、重要なことが、別のところにこっそり書いてあったり。。。
申し込みから試験、レポート提出、そして更新条件まできっちり解説するので最後までみていってください。
申し込み前の必須要件
これは認定取得に欠かせない研修会の必須参加条件です。
もちろん以下に当てはまっていないと研修会に参加できません。
- 薬剤師としての実務経験が申し込みの段階で3年以上
- 薬局・病院・診療所に勤めていること
- 認定取得後3年以上は小児医療に関わる見込みがあること
実務経験とは1日8時間、週5日(週40時間)勤務として3年以上に相当する時間数
勤務規定は週3日以上かつ週20時間以上に相応する時間
初回更新に症例9例以上必要のため取得後3年までは小児医療に関わる施設にいましょう
申し込み〜最初にやること〜
日本薬剤師研修センタートップHPの右上にある、薬剤師研修支援システムから研修会に申し込み
- 事前に薬剤師研修支援システムに登録する
- 基本早い物順で250人
- R4年度は申込期間は4/11〜4/25
講義
e-ラーニング(オンデマンド)形式 のみ 全36講義
配信期間:2022年7月~2023年2月
※2ヶ月で5講義ずつ配信
※2月は全講義配信
試験
- 試験日:例年翌年の5月
- 会場: 例年都内
- 内容:例年マークシート4択 全70問 70分
- 合格発表:メール
※現在試験日は公表されていないので発表され次第掲載します
合格率は比較的高いです。改定前ですがだいたい300人受けて250人合格です。
この認定は試験よりもレポートや症例報告に重きをおいているので講義の内容等をしっかり把握できていれば合格は難しくないと考えます。
合格発表はメール。
メールが届いた日から1年以内に認定審査料22000円を払い申請
レポート(学会参加)
日本小児臨床薬理学会学術集会に1回参加。
1つのセッション等に関するレポートを提出し 合格する
レポートの記載事項に関してはこちら
〜例〜 小児薬物療法研修会開始が2022年7月1日で、試験を2023年5月20日に受験、合格したと仮定すると、2022年7月1日~2023年12月31日の間に開催される学会に1回参加し、2023年12月31日までにレポートを提出する
日本小児臨床薬理学会学術集会 例年9月〜12月 開催場所はランダム
参加チャンスは2回 近年はWEBハイブリッドでも開催
値段
研修講義+試験料 55,000円
学会参加費用 例年10000円
認定審査料 例年22000円
更新
3年ごと
- 認定期間中の日本小児薬理学会への1回以上の参加 3単位以上取得(必須)
- 業務実績報告認定各年3例以上全9例以上(初回のみ必須)
- 小児薬物療法認定薬剤師の更新のための単位に充てることが可能である研修会等
- 認定期間中の日本小児薬理学会への1回以上の参加 3単位以上取得(必須)
- 小児薬物療法認定薬剤師の更新のための単位に充てることが可能である研修会等
補足:足りない単位は薬剤師専用のe-learningでとることがおすすめ
終わりに
いかかでしたか。
きちんと更新までできると確定してから受講をしましょう。
まとめると、最初の更新の症例さえのりきりばその後の更新は比較的楽ですね。
ただ、認定の資格は頻繁に改訂が起あるので定期的に確認は必要になります。