もう花粉なんて怖くない!市販の花粉症対処薬を解説

はじめに

もうすでに被害にあわれている方も多いのではないでしょうか。花粉。。。

昨年の10倍以上飛散しているようです。

このブログでは何回も警鐘していますが、軽症例の多い花粉症などの治療薬は今後医療機関ではなく自分で薬で対処してねという時代が必ずやってきます。

そうつまり花粉症ぐらいでは今後は保険効かなくなる可能性があるよということです。

花粉症の時期に耳鼻科にいくとかなり待ちます。そして薬もらうまでもまちます。その間鼻水、涙だくだくです。花粉症の基本はひどくなる前に服用です。

ひどくなってから服用すると回復するにも時間がかかります。

今回は特に花粉症に特化した市販の薬を解説します。

市販の薬でも医療用の成分と同等の薬が多数発売されています。

市販の薬は保険が効かないの値段は高めではありますが、耳鼻科の初診料や待ち時間を考慮するとあながち高すぎる値段ではありません。

時間を節約できると考えると支払える金額だと考えます。ぜひご参考にしてください。

またセルフメディケーション税制も積極的に活用しましょう!

内服

1日2回と1日1回のものがあります。最近のはほどんど眠くなることはあまりありませんが、人によったり薬によったりすることがあるので注意しましょう。

1日2回服用 フェキソフェナジン

1日1回服用 エピナスチン

点鼻

軽度の花粉症にはステロイドの点鼻が有効です。ステロイドは正しく使用すれば全く怖くない薬になります。

ましては点鼻ではないと言っていいほど副作用の報告はありません。

ここで注意しなくてはならないのはα刺激として利用するナファゾリン成分のものです。これは一見鼻がスッキリするため長期点鼻される方がいますが、連用すると逆に鼻をつまらせてしまうため、注意が必要です。

これは正式に厚労省から通知もでています。詳しくはこちら

フルチカゾンプロピオン酸エステル 1日2回 1回1噴霧ずつ

目薬

残念ながら単一の成分で医療用と同成分のものは点眼ではありませんでした。

抗アレルギー配合のものはありますが、余計なものが入っている場合が多いのでオススメはしません。

あえてオススメするのであれば、人工涙液で余計なものが全くはいっていないソフトサンティアです。

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これは花粉症にきくというより乾きを予防するものです。日常的に使うのがオススメです。

その他

白色ワセリン

鼻の下に塗ったりしてこれも乾燥を防いだり、花粉をある程度ブロックできます

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鼻うがい

よく水道水だけで行っている方がいますが、やめましょう。慣れません。痛いだけです。

人間の体液に近い生理食塩水(0.9%の食塩水)で行うことが推奨されます。

生理食塩水は塩と水があれば簡単につくれます。水100mlに対し塩0.9gです。

わざわざ市販の溶液を買う必要はありません。

敷いて言えば専用器具か

医療機関では舌下療法も実施(飛散時期とずらす)

最近はアレルギー物質を少しずつ投与し、体に慣れさせる方法があります。

スギとかダニとかは専用の薬までつくられています。

これは必ず医療機関監修のもと行います。自己では絶対危険なのでやならいようにしましょう。

私が勤めている病院でも積極的に行っていますが、患者さんからの評判はかなりいいです。

「今年は鼻をかんでいない」「目がまったく痒くない」など花粉の時期の前に治療を行った方からはポジティブな意見がほとんどです。

興味があれば是非アレルギーの舌下療法を行っている専門のクリニックや病院に行きましょう。

ちなにみネガティブな意見は3-5年毎日飲まなければならないこと。効果は10年と永年ではないことがあげられます。

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