今話題のChatGPTに薬剤師として働かせてみた

はじめに

皆さんChatGPTはご存知ですか?実は私も旦那に聞かれるまで知りませんでした。

ちょうど中田敦彦さんのyoutube大学でやっていてので、すぐさま視聴。

これは今後確かに「ググる」がなくなる可能性があります!

ChatGPTとは?

↑説明すらも人工知能で回答してもらいました。

今の所は、だれでも無料で利用することができます。

どんなところがすごいの?

よーするに完璧に質問に短時間で答えてくれるんです!

もう「ググって」数ある情報から選別して回答をださなくていいんです。

ちなみにこの回答文章が生成するまで20秒もかかってないです。

実際に薬剤師がよくうける質問に答えてもらった

Q1:内服相互作用の確認 ex ロスバスタチンと酸化マグネシウム

おや?

ロスバスタチン添付文章より、「同時投与でロスバスタチン血中濃度50%低下。ロスバスタチン投与2時間に制酸薬(酸化マグネシウム)投与で非併用時の80%であった。」と記載があります。

添付文章をみた薬剤師ならこう答えます。

しーな
同時に服用するとロスバスタチンの効果が下がってしまいます。
服用時点をずらせば服用することができるので、夕食後に2つとものんでいたら酸化マグネシウムを朝か寝る前(夕食後から2時間以上開ける)に服用しましょう。

Q2:点滴配合変化の確認 ex フェジン(含糖酸化鉄注射薬)に生理食塩水

!?聞き方かえてみた

フェジン添付文章によると「本剤を希釈する必要がある場合には、通常10〜20%のブドウ糖注射液で5~10倍にすること。」

別でさらに販売元の日医工さんが「上記以外で希釈すると鉄イオンが多量に発生しし、それが遊離し直接生体内に作用することで発熱、悪心、嘔吐を引き起こすことがある。」と通知をだしています。

薬剤師回答の場合

しーな
生理食塩水は悪心嘔吐の副作用のリスクを高めるので、10~20%のブドウ糖注射液で5~10倍に希釈することが推奨されます。
しかし、現場では持続点滴可能な、5%100mlのブドウ糖液で溶かすことが多いです。

10%のブドウ糖液って20mlか500mlしか販売されていないんです。10%100mlをつくることもできますが、手間がかかることを考慮すると、どうしてももともとある5%100mlのブドウ糖液に頼ってしまうんですね。

ちなみに生理食塩水では基本フェジンは溶かしません。

フェジンの希釈について調べた論文でも5%100mlのブドウ糖液なら安全じゃないかっていうものがいくつかあります。

といっても実際メーカーの希釈濃度と異なるので一応確認は行いますが、副作用は全くと行っていいほど報告されていません。

Q3:冷所薬、常温放置時間、使用可能可否の確認 exランマーク(デノスマブ)

。。。

ここでインタビューフォームを確認。加速試験の結果、30度6ヶ月時点で純度低下と記載あり。

薬剤師ならこう答えます

しーな
病院内で1時間程度なら見た目に変化なければ、基本的には問題ありません。

ただ、必ずといっていいほどメーカにこの手の質問をすると保証できませんと回答がかえってくるんですね。

まあ、使って効果なければメーカーの責任は必須なのでオススメはできませんよね。

結論

医療分野は苦手なようです。

薬剤師でも賛否が別れたり、病院によって使用方法が異なる際どい質問をきいてみましたが、

結果はほとんど、「医師や薬剤師に相談しましょう」でしたね。

添付文章や論文データがたくさんあるので得意かなとは思ってやってみましたが。。。

扱えないデータとかもAIでは多そうですね。

薬剤師としては、すぐに仕事とられなくてすみそうです。

おすすめの記事