もくじ
はじめに
ここ最近の感染状況を考えると気軽に病院や診療所に行ける感じではなくなってきました。
病院には行って薬もらったけど、これって近くの薬局とかでも売っているのでは?と思ったことありませんか?
私は渡す立場の人間ですが、思っています!
この薬だったら同じ成分容量で近くの薬局にもあるのにな。
体調悪いのに、病院まで行き、診察でまち、薬局でもまち、頑張って帰宅する。
この間寝た方が確実に早く良くなります。※症状によりけりですが
海外では日本みたいに健康保険が整っていないのでまず軽症では病院すら受診しません。
以前私が海外のお土産の投稿で紹介したとおり、街の薬局にずらりと日本でいう病院でしかもらえない薬がならんでいます。
↓過去の投稿はこちら
しかし、これは他人事ではなく日本でも処方箋医薬品がどんどんドラッグストア等で買えるようになってく流れになっています。
1番は医療費の削減が目的です。
病院に行くと保険はききますが、冒頭でも説明したとおり時間がかかります。
これがもし家にある薬で症状が回復したら嬉しいくないですか?
軽症ならなおさらです。
しかも最近はセルフメディケーション税制というドラッグストア等の薬購入に関しても控除の対象となる制度ができました。利用しない手はないですね。
セルフメディケーション税制を利用しよう
ドラッグストアなどで対象薬品を世帯で年12000円以上購入すると、その購入費用について所得控除をうけることができます。
対象薬は毎年変更が激しいので現時点で対象でも来年には外される、または追加される場合があるのでご注意ください。
手続きや対象薬はこちら→厚生労働省のHPより
常備薬はどこでそろえる?
食品と違い、基本どこでもあまり値段はかわらないので、家の近くやポイント等をためているものがあればその店で買うほうがいいでしょう。
ドラッグストア
すぐ手に入るので安心感がありますね。
ただ売り切れや在庫がない場合もあります。
また、薬剤師が不在の場合変えない薬もあるので必ず手に入るわけではありません。
ネット
私もそうですが、仕事をしている方、若い方は基本なんでもネットで買う方が多いです。Amazonや楽天が無難でしょう。
得に楽天のヘルスケア館やサンドラッグe-shopはセルフメディケーション税制対象薬や症状に対して薬が探しやすいのでオススメです。
何を買う?常備薬として何が必要か
総合感冒薬のように色々な成分の薬が配合されているやつではなく、できるだけ単一成分のもの、医療用に近い量のものを紹介しています。
おなかが痛い・便がゆるい:整腸薬
・ビオフェルミン
ビオスリー®H
腸内環境を整えてくれます。軽度なら下痢や便秘にも有効です。容量は異なりますが、子供にも使えます。子供がいる方には圧倒的に粉がオススメです。
痛みがある・熱がある:解熱鎮痛薬
・アセトアミノフェン
タイレノール® セルフメディケーション税制対象
・ロキソプロフェン
ロキソニンS® 薬剤師説明必須 セルフメディケーション税制対象
アセトアミノフェンは一部の妊婦、授乳婦や高齢の方にも使いやすい薬です。
ロキソプロフェンは潰瘍やアスピリン喘息の方には使えないなど管理が必要なため薬剤師の説明必須になります。
ネットでもロキソプロフェン買えるとところはありますが、メール等で薬剤師の説明・問診がないものは100%偽物なので注意しましょう。
解熱鎮痛薬は正常体温に戻す薬なので体温が必要以上に下がることはありません。
ただ対処療法なので服用して1日以上たつのに解熱しない、痛みが治らないことがあればすぐに受診しましょう。
鼻水がでる・発疹がある:抗アレルギー薬
・フェキソフェナジン
アレグラ® FX セルフメディケーション税制対象
・エピナスチン
アレジオン®20 セルフメディケーション税制対象
大まかな違いは服用回数です。フェキソフェナジンは1日2回服用に対し、エピナスチンは1日1回です。
喉が痛い
・トラネキサム酸
ペラックT®
慢性硬膜下血腫やシミ予防などあらゆる分野使用されている薬です。トラネキサム酸単剤は残念ながら市販ではありません。
ペラックにはカンゾウとビタミンが含まれています。下記で説明する葛根湯にもカンゾウが含まれています。
服用する場合はどちらかにしましょう。
その他
総合感冒薬はすすめません。
とういうのも、市販のものはいろんな成分が含まれているからです。
あとは抗コリン作用といって基本眠くなったり、喉が乾燥したりします。
高齢の男性だと尿閉が起きることもあります。
人によってはこれが効いてるからいいという人もいますが、それは薬がきいている間だけで治っているわけではなく止めているだけなので、改善にはいたっていません。
ただどうしても薬をのんで改善したい!という場合は葛根湯がいいでしょう。
・葛根湯
ツムラ 葛根湯 セルフメディケーション税制対象
クラシエ 葛根湯 セルフメディケーション税制対象
医療用でもメーカーによって若干の容量は異なります。ドラッグストアなどで販売しているものは基本医療用よりやや少なめになっています。
独自処方により調合しているところもありますが、やや値段が高めとなります。
常備薬としてならツムラやクラシエが無難でしょう。
あとは基本症状を止める薬も推奨しません。
例として下痢とめや咳止めです。止めているだけです。
しかもこれらの症状はあきらかに体が病原菌を出そうとしてるので無理にとめるのはよくありません。改善しないまたはひどい場合はすぐにこれは受診するべきです。
下痢が止まらな場合は脱水等の危険あるため補液が必要ですし、咳が止まらない場合は喘息や肺炎の恐れがあります。これは病院にいくことで確実に改善します。
注意事項
あくまで軽症想定での対処療法なので命にかかわりそうな症状が出た場合は迷わず救急車、救急外来を受診しましょう。
また、常用薬がある人はかかりつけの医師に相談するか、薬局の薬剤師に相談してください。
薬剤の裏にかかれている注意をようする人に該当した場合、薬局では販売を断られることがあります。